余命25日②もっと抱っこほしかったー余命日記

2024年3月5日 2024年3月5日かねこけいこ

かねこけいこ

ハラが座った脱力系
ビジネスステージUPコーチ
かねこ　けいこです。

本当にステージに上げるコーチになりました。

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前回記事

余命25日。

朝から、感情が動いていた。

以前に余命日記に書いたけれど、
私は、男性に対する見方が残念すぎた。

人生で初めて見た男が父親だった。
父はとても優しい人。
嫁姑の確執がある中で
母を守れない人、と勝手に思い込んだ。

どうせ、男は女を守れない。
世の男性全てに対してそう思い込んだことが
残念な人生の始まり。

だけど、今日、封印していた感情が出てきた。
もっと、私を見てよ。
もっと、抱っこして。
もっと、私を愛してよ。

うちの家族は、我慢強い人たちだから
子どもの前では喧嘩しないし
何事もなく装うのが上手だった。

でも、私は感じていた。
空気を感じていた。
表面的には、何事もない。
けれども、それぞれの心中にあるものを
繊細に感じていた気がする。

だから、困らせることをしてはいけない。
だから、何も言わない。
そうやって、自分の気持ちをどんどん奥に
押し込めていった。

自分のことより
家族を見ていた。
いい子にして、誰にも迷惑をかけず
誰も悲しませない、誰も傷つけない。

私は、何も求めない子だった。

母を守れない父に見えていたけれど
本当は私を守って欲しかったのではないかと思う。

小学校1年生の時
猩紅熱にかかって、1か月学校を休んだ。

父におんぶをしてもらい
病院に連れて行ってもらったことを
覚えている。

はっきりとしたワンシーンを覚えてる。

おんぶをしてもらったことが
そんなにも印象的な出来事だったのか。

もっと父に甘えたかった。
もっと遊んでほしかった。

そんな隠れた思いが子どもの私の中に
置き去りにされてるのかもしれない。

涙が止まらない。
本当は、子どもの私、泣きたかったのかな。
さみしかったのかな。

そんな感情は全然ないと思ってたけど。
それほどまでに出せなかったのかな。

父は優しい人だった。
それゆえに、父に対する悲しみや
怒りが出てこない。

なんで、もっと遊んでくれなかったの？
なんで、もっと抱っこしてくれなかったの？

本当は、もっと怒りを出すことができれば
いいんだけど。

そして、私は、父と同じことをやってる。
2人の間に入って、苦しくなるパターン。

それが優しさなのか。
あなたの気持ちも
あなたの言い分も分かるから
どちらの味方もできない。

そこから逃げ出したい。

逃げてきた。
避けてきた。

そんな自分が嫌。
それは父と同じ。
父を受け入れられない。
自分を受け入れられない。

父性の欠如。
叱られた記憶もあまりない。

父性は、仕事面にも大きく影響すると言われる。

私が、仕事でもう一つ超えられないのは
絶対的に大丈夫だという
後ろ盾がない感じだからなのか。

大丈夫だから、行け！
ここで見ててやるから、行ってこい！
そうやって、ドッシリと構えて
背中をドンと叩いて送り出す

そんなものが欲しい。