余命19日。空で繋がってるね。ー余命日記

2024年3月12日 2024年3月12日かねこけいこ

かねこけいこ

ハラが座った脱力系
ビジネスステージUPコーチ
かねこ　けいこです。

本当にステージに上げるコーチになりました。

けいこの生誕50周年記念フェスは
2024年3月30日、31日の２days

その日が、葬儀であり転生する日。

欲望全開！けいこ生誕50周年記念シークレットライブ詳細

ライブ最新情報は、生誕祭LINEオープンチャットで。
興味がある方、参加したい方、
応援したい方はご登録ください。
↓↓↓

ここをタップしてLINEオープンチャットに登録

前回記事
https://saku-labo.net/blog240310-1/

余命19日。

地元、みかのはラジオは毎朝6:30頃ON AIR!！
日替わりパーソナリティ。
どんどんキャラが立ってくるのが面白い。

最近、期待の大型新人が登場。
彼は、東西南北へ、35キロ歩くという。

最終回の西は、大阪城から、みかのはらに歩いて
帰ってくる。

同行者の募集があった際、迷わず挙手。
これは、余命効果。

今までの私なら手を挙げなかった。
もうすぐ死ぬなら、35キロ歩いてみたい。
そんな感じが出てきた。

そして、いよいよ、当日。
始発で大阪城に向かった歩き人を
3時間遅れで追いかける。

歩き人は、思いがけず現れた
もう一人のお連れさんと一緒に
歩き出していた。

こちらは、電車。
情報源は、みかのはラジオ配信。
かすかな気配を感じて、居場所を想像して
追いかけていく。

google　mapは見ない
電車のルート検索はしない
連絡は取り合わない。
時間の約束をしない。

自我をなくして
みかのはラジオを通じて繋がっている人の
言う方向へ向かっていく。

一体どこで会えるのか。会えないか。
全くわからない。

会えたら、嬉しいし
会えなくても、なんだか面白い。
つまり、どっちにしてもいいわけ。

でも。今回の私のテーマは
『追いかけることを、あきらめない』

最初から、あきらめがちの人生だったから。
あきらめない、ということをやってみたくなった。

家を出るのが1時間半も遅れた、、、

11:00　大阪城着。
3時間前に、ここにいたのですね。
今、一緒にいないけど
時間のレイヤーが重なっている感覚があるのが
面白い。

あきらめたくないけど
ただ、会うだけだと、なんか弱い。
ま、いっか。と帰ってしまうかもしれない。

だったら、バナナを持って行こう。
ゴリラのうたを作曲した彼には
バナナがピッタリだと思うから。

バナナを渡すことをミッションに。
そして、旅人サイズのギターを借りて
会った時には、一緒にゴリラの歌を歌う。

目的が具体的になったら、
あきらめない気持ちが強くなった。

彼は、歩くたびに歌を作っていた。
今回は、四行だけ作ってきたらしい。

やっと晴れたぜ
みほれちまうぜ
見下ろしている
海のような空。

彼のラジオ配信で聞いた。
この言葉が、会えるヒントになるはず。
お守りのような言葉。

とはいえ、すでに、3時間歩き進んだ彼は
四條畷にいるらしいが、
私は、一体どこに向かって足を
一歩出せばいいのか
全くわからない。

じゃ。せっかくなんで
大阪城を見ていくことに。

コーヒー買って
城のお堀のあるところから
見上げる。ああ、秀吉。

大阪に来たから、大阪の歌を歌いたい
と思っていた。

ちょっとした躊躇を持ちつつ
歌ってみる。

死を意識することで超えられることが
たくさんある。

ラブ・イズ・オーバー
酒と泪と男と女
浪花節だよ人生は
ふたりの大阪

ザ・昭和歌謡曲。

海外からの観光客のご一行様が
横を通り過ぎる。
これが日本の歌よ。

天下の秀吉さまとデュエットした気分になり
どんどん調子が上がっていく。

二重あごのご立派なことよ。
天下のエネルギーをいただきます。

そうこうご機嫌にしていたら
空に大きな鳥が羽を広げて現れた。
ああ、会えるんだね。

さて、そろそろ移動。
どの電車に乗ったらいいのか？
ひとまず、色んな路線が出ている京橋へ。

その道すがら、
懐かしい光景。
あ、ここのシュークリーム好きだった！
一緒に食べたい。

13:00
シュークリームを2個買う。
保冷剤は2時間。
15:00までに会えたら、一緒に食べる。
会えなければ、一人で食べる。

このあたりから、前回記事登場の
地元のバンドマン
THE DESSYのマスターが
ラジコンのように遠隔で
私を操縦し始める。

私は、自我をなくして
人にゆだねていくことにしていた。

どうやら、近鉄東大阪線に乗るといい
と言うので、鶴橋へ向かう。

登美ヶ丘のあたりで
１６３号線に出ると会えるのではないか。

でも、鶴橋の駅の路線図に
登美ヶ丘の表示が見当たらない。

どうやって行くの？
スマホで検索しそうになるのを抑えて、
イケメンの若手駅員さんに聞いた。

生駒で乗り換える。
どんどん、距離を縮めていく。

この頃、彼らは、道なき道で
イバラのようなトゲトゲと格闘していたようだ。

14:21
ついに、会える可能性が高いエリアへ。
登美ヶ丘に着いた。

だけど、ラジオの配信がなく
一体どのあたりにいるのか分からない。
早く、情報をくれ。

163で来るのか、違う道なのか。
それによっても、私の行く方向は変わる。

どっち？
そんな時は、空を見た。

彼のラジオ配信を聞くと
青空の話をしていたから。

同じ空を見上げているんだな
空を通じて繋がっているような
感覚を得たいと思った。

そして、関わってくれている
みなさんも、きっと同じ空を見てる。

それが、頼りだった。
空を見ていたら大丈夫、
ヒントがあるはず。

大阪城で見た大きな鳥のように。
なんとなく感じる
微細な香りのようなものを
キャッチして行こう。

163だ。
『けいこさん、恐竜を探して。』と言う指令。

ところが、163は見えるけど
人が降りていける道が見当たらない。

近いのに、近づけない。
どうしていいか分からなくて
地元の人に道を聞くと
親切に教えてもらえた。

分からないことやできないことがあると
人と繋がれるんだ。

ついできることは一人でやろうとするけど
人を頼ることは
とても素敵なことだと思った。

すでに、感動でいっぱいになっていた。

その後、会えたのか、会えなかったのか、、、

続きは、次回。